2010年11月7日日曜日

青春18きっぷ的すすめ 7 森の仕事 森の幸 ~諏訪郡富士見町沢入山 3













昨夜は義兄の昇さんともども眠れませんで、枕と敷布団の弾力は歳をとるにつれ必須であります。その削がれた勢いが長坂から青木の森にグウーンッと車の高度を上げると木こりマインドに変わった。ナラ科の元気のいい高木が斜面に陽を入れるのに邪魔になる。この晴れの日に30㌢太の広葉樹2本を切る素晴らしい1日が始まる。朝食前の一仕事だ。

ロープを5㍍高の枝にかけ木の傾斜角度と倒木方向を思案しながら、僕が先陣をきって千曲鋸をひく。倒木方向に受け口をきざみ、切り込んで三角切り口を作る。ひたすら鋸をひく。ゆっくりと、挽き幅を十分取るようにと昇さんのアドバイス。しかし、体が思うように動かない。つるように硬直する腕力が悲しい。微妙な倒木段階にくると昇さんの合図で一気に挽く。おもうような方向に倒れない。木こりトレーニングのように滑車を使い大人数で間伐するようにはいかない。道路に3割がたはみだして一件の落着。

2本目は道路により近いので注意を払う。が、大きな枝が大量に電話線を揺らしドッと倒れる。ままよッと今日の大仕事のケリをつけ、昇さんが用意したドングリの苗木を植え、草花の種をまく。食後には、枯れ木20本余りのうち、残った僕の始末分を地下足袋の歩みも軽やかに平らげた。

帰りしな、青木の森を抜けた見晴らしのいい野原(のっぱら)から八ヶ岳の全景を活写する。ハングライダーのスカイハイがすがすがしい。さて、白州(はくしゅう)の南、尾白川(おじろがわ)の湯桶に向おう。





0 件のコメント: