2017年9月18日月曜日

17夏 日光・戦場ヶ原~湯元  、異種同窓技










                         異種同窓技
 
 
一本の木道を歩いてる。ある者は戦場ヶ原に熊はいないかと笛をぶら下げ腰にナタ。
る者は本格的な登山姿に100円均一のビニール傘を挿す。ある者は幼い海外のメル友に贈る草木を探しに水辺に下り、ある者はカメラの被写体を求め構図を探す。軽いピクニック気分に止まらずそれぞれがあっちこっちを探すように歩くその好奇心がいい。
 
 

木道は仮の場所。何よりも自分の立ち位置に執着して、働き盛りだった時間を忘れ思いのたけをこの空の蒼、緑のかぐわしい臭いにかけ酔っている友人同士だ。
 
 

同窓会といってお互いは直接、間接にママ知っているほど。しかし、やたら生徒が多くて、すしずめ教室の木造校舎で暮らしたこと、戦争帰りの先生の洗礼を強烈に受けたこと、背の高い女の子の掌の汗を感じながらフォークダンスに興じたことを…共有するからこそ、お互いを信じあえる。これぞ同窓会だ。