2012年2月26日日曜日

栄華をどうして伝えようぞ!


125日イスファハン 

ホテル・アネックス120イランリアル

128日バス車中泊168

129日メシェッド



(記憶遥か)

 イスファハンはイランの真珠、というガイドブックに魅かれやってきたがパッとしない。「王の広場」と呼ばれているイマーム広場の南側に立つイマームモスクはなるほど細密な絨毯模様が連想されて美しい。
 
 そして、王の広場はなぜか入れなかった。入る気がしなくなった、というのが正確でレンガの壁ごしに見える広場には雑然と積み重ねた椅子が山積みの状態だった。何か行事の後の後始末をしていない。ほったらかしの状態だった。ぐるっと広場の外側を歩きながら眺めた広場はとても観光地とも思えない。悪く言えば美しいというものを裏側から見る、醜悪な感じだった。観光地に対する見分より観光ずれが勝ってきた。観光地を歩くのが疲れてきたのだ。

 これに対し、アーケイドから光がさす広場近くのゲイサリエ・バザールは圧巻だった。トルコ・イスタンブールのエジプシャンバザールような世界の観光客目当てのきらびやかさはなく国内向けだ。ここでは敷布二枚を買った。そして早めにホテルに戻り封筒型敷布づくりの裁縫仕事にかかった。