2020年11月8日日曜日

西沢渓谷

 





紅葉はこの週末が見頃気分は充実のはずだったがそうでなかった


山梨の西沢渓谷には二三度来たことがあるがかすかに思い出す情景まったく一致しない


こんな林道でこんな太い沢でこんな人たちでといった違和感は何でなのかわからない


道が違うのでは」「もっと沢に入っていたような?」とつれあいにいわれると僕の記憶はまんざ


ら嘘ではなさそうだ

 


一番の違いはうん十年前の西沢渓谷は林道の奥に駐車場がいくつかあって歩くとすぐにちょっと


した沢のぼりができて賑わいを避け僕たちは少し道を戻って山裾の温泉につかったのでは


人もこの日のようなハイカーは少なくそれこそ観光客が群がっていたような・・・それ


が違っていた

 





二つ目はあまりに山が荒れていた台風や風水害が暦年ボヂイーブローのようにきいて


山裾がえぐられ落葉広葉樹のやせ細った姿が痛しいそうであればの鮮やかな紅葉となるとも


季節は冬だと納得するしかない

 







こんなとこだったっけなんて過っての記憶を断片的に思い出しそれを上回る情景が目の前で鮮


やかに展開すると不思議な感覚に包まれたままで記憶が次に蓄積されていく人の記憶は記録がな


いといいかげんとあきらめてしまうしかないのだろうか


2020年11月2日月曜日

 汗をかく  諏訪郡富士見町沢入山 10

 汗をかく



37.1度は高すぎる・・・係りのおばさんが37.4度ならもう一度測り直しますよといった


8月の暑い盛りの光景をおもいだしたこの尾白川の温泉館の隣には水遊び場がありこの日


100倍ぐらいの人々、その中心には水場の主役である子供たちが群がっていた水遊びを楽しん


でから館に入ろうとした親子づれの家族が検温に引っかかり入り口でたたずんでいた。水遊びがす


ぎると体温が上がり375分のハードルを越えてしまった子供を前に両親が呆然としていたのだ


コロナ禍の厳しいお達しに親子ずれを検温した女性はガンとして入場を拒否した




の杞憂は一瞬だったが低温気味の35度ラインをズッと維持してきただけに椅子に腰かけて


ょっとした不安を語り掛けるおばさん自分を立ち返るしかなかった


確かにこの北杜の高地は日差しが強くてドライバーの顔が火照るそれとも検温が意外に高


めに設定されていたりしてとそんな納得感で湯桶にようやく滑り込んだ


 

さらに付け加えれば今日は久しぶりにたっぷり1時間山仕事をした









9時前に青木の森の作業場に足を踏み入れ斜面を下りながら一仕事の必要性を感じたこの間


葉樹を中心に枯れ木を伐採してきたが切りっぱなしをそろそろ整理しなければいけない大きな


木の根元に切りそえた倒木を積み重ねるカ所を二つ三つとひろげていった倒木は実際は切り木


のままで周りの木にひっかかったように寄り掛かったまま。年をまたぐと風雪に打たれ自然と倒れ


る倒木になるその方が木の芯が乾燥していてよく鋸が入る。手抜きの伐採は時間と力量不足から


なのだ。その間に斜面をもう一度上下して枯れ木を点検し切っていく一人仕事にようやく慣れて


きた。