2014年7月21日月曜日

青春18キップ的すすめ12  森の仕事 森の幸 ~諏訪郡富士見町沢入山 6

 


山仕事と温泉は定番コースだったがこの夏の陣は、天気が不安定なため気持ちが追いつかなかった。湯に浸からないとツケがまわって体に重い板が張り付いたようにきつく、帰ったらバタン、キューだった。
 

730分着薄曇り。天気予報通り。やる気十分で斜面を下る。09年秋の陣の植栽、種まきの成果を5年ぶりにチェックする。これまで手をかけた後の伐採木の整備を本格的に手掛ける。切りっぱなし、倒れっぱなしでは常緑の森らしさ、里山づくりが泣く。昇さんのファーマーイズムのノウハウが生きた昼までの大切な時間だ。
 

まずは黄色いガムテープを枯れた木45本に巻く。伐採の木はそれで十分。要所、要所の木の根元に伐採した木々が重なって、斜面の下方はきれいに片付いた。斜面上方の整地作業はいささか昇さん任せ。このあたりは植栽の中心地で太陽が射し込む威力にかけたので草木の育ち具合を調べる。
 

球根類はショウブが50㌢丈に伸びて56ヶ所。アヤメ科その他多々球根類を散りばめたが、生姜はわからず仕舞い。常緑の栗類は生命力が現地、常緑樹に追いつかなかったようで確認できない。ラン科、キキョウ科の花が咲いているがこれは他の敷地でも見受けられる。
 

 北杜市の家に持っていく薪の原木を確認しながら昇さんは、道路際の雑草取りに止まらず路普請に取り掛かった。敷地内の斜面を斜面と感じさせないよう曲線道をつくる。大きな赤松やナラの大木、伐採木を集積した木の根本、斜面の角度などを計算しながらの蛇行道は回廊づくりの走りになった。作業道具は畑地用か、ここらになるとファーマー生活が山地で活きてくるからうらやましい。