2015年8月29日土曜日

ヒュッテ・ツワイザアムカイトの快と怪 変わること、変わらないこと



                   変わること、変わらないこと







上 国際村の湖畔プールに立つ水泳に注意の告知板


下 周遊道路の湖畔で見つけた水道管のマンモス蓋
 
 
 
 



いつもあってほしいと思う気持ちは野尻湖のヒュッテや湖畔周辺を散策するたびに感じる。散策は発見であり、場に立つと思い出がよみがえってくる。野尻湖にいると時間が止まるから不思議だ。

 

 湖畔を一周したらホテル・マルタや東京音大の湖畔寮、砂間館、野尻湖ホテル、プリンスホテル・・要所のシンボルのような空間が無くなっていた。そのさみしさは変わらない。

 

でも、庭を広く取ったコテッジ風の湖畔荘や活気のある国際村の明るく開放的な湖畔の佇まい、中央大学の野尻湖セミナーハウスの駐車場に立つスポーツ中継デポの出現など。それになによりも地元のNPOと役所等が力を入れる夏のトライアスロン大会の躍動感が歩いているとぐいぐい伝わってくる。

 

信濃町の年間の観光客数もようやく落ち着いてきたようだから、つれあいがボソッといったことはまんざら嘘ではない。「なんだ!むかしに戻ったみたい!」。

 

あっけらかんとしたその言葉は野尻湖に来るのが10年以上ご無沙汰の人には、新旧がもまれていいんじゃない!という程度のものなのだろう。後日、兄嫁の電話で野尻湖のヒュッテができて今年で50年たったのを知った。僕は野尻湖にいる時はひとむかしの記憶はなかなか整理がつかないものなのだとようやく了解した。