2017年11月7日火曜日

ヒュッテ・ツワイザアムカイトの快と怪                                      赤く染まる







東日本大震災の翌日、栄村を中心に襲った2011年3月12日長野県北部地震の爪痕を住人は

日常に見ている。小さなハウスに泳ぐ鯉がとてもきれいだ。「これしか残らなかった

んだ。」と活断層による甚大な被害の中に救いがあったことを語る老農婦。気持ちのい

い午後。日向ぼっこの皮むき作業は赤いあずきの一人仕事だ。









姉上はその姿を見ながら「小豆の皮むきは大変なのよ、後始末がね、ホントよ。」

ファーマーの手伝いはお互い様よねえ、という共感があるらしい。そういう僕らは休日

オープンを当てにした栄村骨董屋ツアーが肩透かしにあって、少し残念ではあるけれ

ど、赤い鯉と赤いダイヤに目が染まって、紅葉真っ盛りにおつりがでた。