2021年10月17日日曜日

伐倒にすぎるものはなし

 






 木を切り倒すことに慣れはない伐倒のため樹間を見上げる針葉の木に葉っぱがないのが数本


こで直径15~20㎝の枯木を選び適当な高さに左右からノコで刻みを入れる切り進むには受け口


と反対側に水平に切り込む追い口をきざむその左右が 平行になるように切り進んで


最後に一定の幅を残すツル が中間に必要になるツルが支点になって受け口を閉じるよ


うにして思いの方角に枯木は倒れてくれる









 ところがツルという一定の幅を残す計算と実行を忘れると倒木は無残な残骸を残しひびが割れるこ


とも多い その一定の幅を残すとは一気に作業を終えてはいけないということになる遊びとか


余韻、弓道でいえば「残心に当たる一呼吸を入れる間がないといけない

 

 実は残心には顛末がある身勝手な義母に怒りをこめてしかりつける自分が当時あったこれ


ではまずいと考え弓道にある作法残心の良さを思いついたその成果は絶大で間の大切さを体得


した伐倒の作業で思い出したように残心が必要だったそれが遅かったという落ちである

















 

 ノコをつかうには技と力が必要だ技は伐倒の回数が物をいうし慣れが補ってくれる力は筋肉の


鍛錬とも関係する筋肉は硬直し、脳にツルを意識する余裕を与えない汗だくの伐倒だった


ロナ禍第一期のこれが現実だった



 

 青木の森の敷地内は前回の寄っかかり倒木の本数もさほどなくまずまずきれいに木は倒れてい


そんなことで秋本番前の作業は次の伐倒の数をカウントし黄色いテープで目印をつける作業に決


めたその作業場は次に一本の枯れた落葉常緑のナラ科の枯木の切り倒しと重複した周囲の倒木の集


そのための足元の古木の整理整頓が続く占めて二つの作業場グループが出来上がり時間はす


でに昼を過ぎていた