2014年5月12日月曜日

青春18キップ的すすめ11 山梨県河口湖



 

富士山を見るとワクワクする。その延長線に富士山の新しいワクワク感が生まれる不思議。
 

大昔からそう感じた人が大勢いたはずだ。その仲間になった5月新緑の河口湖畔の一日だった。
 

ホテルの屋上から見る夕刻過ぎの7時。富士山は黄昏時の蒼だが、絵になる富士山だった。本命の朝焼けの富士山は4時15分前後。ほのかな赤が山頂を照らし、時間と共に雪の山稜に広がり、コニーデの富士山の裾野が絵になる山であることを確信させる。

 
富士山の山肌が日光で照らされた紅富士は真冬の朝夕、雪が積もった白い斜面が光で照らされ、鮮やかな紅色に染まった状態を指す。一方、空気が澄んでいる時の富士山は夏の朝、山の地肌が日光で暗褐色に色づいた状態になるという。ドコドキ、ワクワクの富士山はいつもそこにあるのだ。いつか北斎が赤富士を描いた「凱風快晴」の富士山に夢でもいいから逢いたいものだ。