2026年6月29日月曜日

冬に来たかった  道東 野付半島






晩秋にも似た肌寒い道東の野付半島に来て、なんとなく残念な気持ちだった。あえて意気込んだわけでもないが「道東 野付半島」とAIに尋ねたら「この世の果て」「北の天橋立」と意外なコピーに驚いた。

海流で運ばれた砂が長い年月をかけて堆積してつくられた、そのエビが丸まったような独特の地形が、朝日新聞の紹介記事と写真を見た時以来とても魅力的だったとあえて思いたい。

ところが、この6月末の国道からオホーツクの海に引き寄せられるようにしてやってきたノツケの姿は、薄日が差す天候からとても健康的で、砂場のカラフルなブイや水辺に遊ぶつるやシカの群れ、そして海水で風化したナラワラやトドワラのバイヤス状にひしゃげた緑と白のコントラストが見事で、やはり冬に来なくてはと思った。

もちろんこの季節なら先端までの26キロをサイクリングで駆けぬきたい、と思ったが日本橋から多摩川あたりの距離を詰めるにはちょっと厳しい。やはり冬のスノーシューを吐いて雪原を歩きたい。その時にはこの世の果てを感じ,蜃気楼に煙る橋立を実感できるのではあるまいか。