夜中に直下型地震で縦揺れドカン!連れ合いも気づいた様子でトイレに駆け込む
時刻は2時過ぎ 胸騒ぎを感じながら眠りにつくと突然悲鳴がクワーッ!また始まったかと隣の連れ合いを寝抑えるとニッコリ!あれは何なの?と散歩初めに聞くと「夢だったのがわかったので」と余裕の一言。何が起きるかわからない一日が夜中から始まった。
さ霧消ゆる湊江の 船に白し朝の霜 たーだ水鳥の声はして いまだ冷めづ岸の家
カラス鳴きて木に高く~
口上は往路の一声であって復路はことば遊びの付け足し言葉にかわる
それはそれは長い!そこで切りのいいところで連れ合いと大きな声で歌を歌うのをルーティーンにしている こちらは定番歌をかなで、唱和するようでないとどちらも今日一日の機嫌を図るようで真剣に歌う 時々と言わずバラバラに歌う
真っ赤だな 真っ赤だな 蔦の葉っぱが真っ赤だな
緑の葉っぱも~
五、後藤又米兵衛、槍をかついで五万石 そんなご利益あるならばあたしゃ京は五条の橋の上 牛若さまにどうぞ家来にしてくださいとおたのみしましょう 結構毛だらけ猫はいだらけお尻の周りは糞だらけ
散歩の習慣は歩く以上に体操がある。家を出ると誤嚥性防止からパタカラ体操、表情筋の運動でウンパニ体操、認知症対応でパンダの宝の体操、歯周病対策であいうえ体操。顎をつかって体操する心地よさは寝起きの体操に向いている。だから、というわけではないがラジオ体操は超不定期の体操になってくる
四、四谷赤坂麹町、チャラチャラ流れるお茶の水、粋な姉ちゃん立小便、白く咲いたか百合の花 四角四面は豆腐屋の娘 色は白いが水臭い 一度変われば二度変わる三度変われば淀変わる 淀の川瀬の水車誰を待つやらクルクルとゴホンゴホンと波さんが磯の浜辺でねえあなた あたしゃあなたの妻だもの妻は妻でも「阪妻」ときやがったお立合い 驚き桃の木山椒の木ブリキに狸に洗濯機 あっ、と驚くタメゴロ~ウ! …長い口上だ
朝方、目を覚ましたら鎮座するようにエメラルドグリーンの大きなカメムシが目の前にいた。ままよ、と起き上がったら大きな50円玉ぐらいのカメムシは消えていた。幻影だ。家をでて、大きく手を回したら頭がすっきりして、今度は緑亀のことを思い出した。母がなくなり実家の商店街の和菓子屋に時間があったので甥っ子と姪っ子と入った。あんみつが食いたかった。連れてきたまだ10代の二人も甘いものが食べられるので同行したのは正解正解とニコニコしていた。店の親父はこちらもニコニコして奥から四角い水槽を持ってきた。その中に長方形の水槽いっぱいに大きくなった亀を、緑亀を持ってきた。それはもう大きくてびっくりする代物だった。・・・なぜかそんなむかしのグロテスクな記憶がよみがえってきた。
三、サンで死んだが三島のおせん、おせんばかりがおなごじゃないよ。京都は極楽寺の門前で、かの有名な小野小町が三日三晩飲まず食わずに野垂れ死んだのが三十三、とかく三というのはあやが悪い、三三六歩で引き目がない。
昨夜来の大雨で水量が増した麻生川、川エビが集まっていたのか一カ所淵にカルガモ集中
T字路の戸建てのおかみさんがいつものように沢山の洗濯物を干していた。今朝は珍しく6時前の気温が26℃ライン。その心地よさで声もかかる「散歩ですか、行ってらっしゃい!」。甲高い声だなあ。その反対の路地の奥、そこの旦那さんがこちらに合わせるように昨朝、散歩に出かけていたのを思い出した。そしたら旦那さんは一人で散歩。奥さんは散歩に行かないみたい、奥さんがジムに行っても旦那さんはジムに行かない、となぜかこちらの思案にテレパシーがかかったように連れ合いが吐露した。朝っぱらから脳みその具合がいいみたいだ。
口上は続く・・続いた数字が二。兄さん寄ってらっしゃいは吉原のカブ。仁吉こと吉良の仁吉は義理熱く人情に熱いときた。かの荒神山の決闘で鉄砲に撃たれて死んだのが二十と八、憎まれっ子世にはびこる。日光結構東照宮。