2024年9月7日土曜日

麻生川逍遥  歩いて思う

 


歌を歌いながら散歩をする人はマレな人なのだろう。コロナ前には子犬を抱いたおばさんがにこにこしながら、いつも聞こえてきますね、とでも言いたげに挨拶していた。近所のおばあさんは拍手をしながら迎える大変な歓迎だ。 しまいには家に近づくと連れ合いは指を立てて、静かにと訴えたものだ。そんなに俺の声はうるさいのかと聞くとその通りという。その本人は左耳がきこえない人になってしまったのに当り前よ!という風な変わった人だ。


白い坂道が空まで続いていた ゆらゆら陽炎があの子を包む

誰も気づかずただひとり あの子は昇っていく誰も恐れずにそして舞い上がぁる~

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