画竜点睛
2024年9月18日水曜日
麻生川逍遥 異変
思いついたように散歩道を見上げると冬の日のように葉のおちた寂し気な桜の木がそびえている。それはカラスが好みそうな孤木の木の群れが集まりそれが下流に足を運ぶと群れの数が増えていく。時はまだ酷暑の中、赤い百日紅があいかわらず見事な花房を広げ、柿木の実は日焼けしたようにぶら下がり、真っ赤な唐辛子の実が膨らんでいる。これらの異変は夏と冬が同居したような気味の悪い並木道の風情だ。
曲がりくねりはしゃいだ道青葉の森に駆け回る 遊びまわり日差しの町誰かが呼んでいる
夏が来る~
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